「我々が要求したのは花嫁ではなく賠償金です」
嫁がされた敵国で待っていたのは、
夫となる将軍の拒否と冷遇だったーー!
ベルティーヌは小国の宰相の娘として育った侯爵令嬢。
しかし結婚を目前にして、戦争の賠償金の一部として
戦勝国の代表・セシリオに嫁げと王命が下る。
絶望を抱えて海を越えた彼女を迎えたのは
夫となる将軍の使用人達からの屈辱的な待遇。
「親も身分も頼れない。この国で生きて力をつけてやる」
そう覚悟した彼女は屋敷を飛び出し、
孤立無援の敵国で生きるための道を切り拓いていくーー。
賠償金代わりに嫁がされた令嬢と敵国将軍の
誤解と取引から始まる恋物語。
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