私はあなたのもので、あなたは私のもの。
これは、そういう契約だ。
これは、そういう契約だ。
幼いころ、男癖の悪い母親によって、温かな家庭を失ってしまった凛。そんな凛を支えてくれたのは、幼馴染だったモモカとその家族だった。
…なのに、あるころからモモカは男をとっかえひっかえし、恋愛に溺れるようになっていってしまう。それは、まるで凛を置き去りにしたあの母親のように。
「愛されないと満たされない」と嘯くモモカは、自分を諫める凛に対して、「じゃあ、凛が代わりになってよ。彼氏の代わりに、私を愛して」と持ち掛け…。
―――それは、嘘とキスから始まるガールズラブストーリー。
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